毎日暑い日が続いて、ようやく夏本番!
海やプールに観光地。いろいろと満喫していますか?
こんにちは。玲です。
こんな暑い毎日とはほど遠い、シーズン中のお話し…
今年3月に北海道で行われました『第14回全日本テクニカル選手権大会』
先日、大会中の心境を書き留めていたデータを発見。思いきって公開しちゃいます。
リアルに大会日ごとに日記(?)として書いていたので、今読むと恥ずかしい部分もありますが、時間のある人は読んでみてください。
今回で、僕は八回目の出場を数える大会。
現在はシーズン中に出場する大会は、このテク選だけ。
全6種目を三日間かけて戦い、一日ごとに成績が発表され、最終日に勝者が決定する仕組みになっている。
一日ごとに成績が出るので、そのときの心境を書き留めていこうと思います。
◆一日目
種目:ロングターン・ウェーブショート
ロングターン。
今までにあまり良い成績をとったことがなく、苦手意識が一番強い種目がしょっぱなにきてしまった…いつも30位くらい。
でも言い返せば、ここを乗り切れば気持ちはとても楽になっていく。よし!がんばろう。
一番意識したのは、スピードとキレ。とにかく勢い良く滑って、後悔のないようにしたかった。
かなりの急斜面で行うので、気持ちで負けない事が一番。
種目開始前に、同じJOINT CREWのまっちゃん(松本卓)とリフトに乗って、「まっちゃん、ロングって何意識してる?」
ちなみに、まっちゃんのエレガントでキレのある滑りがとっても好き。意識だけでも真似出来たらと思って聞いてみました。
そうしたら、大会中にもかかわらず自分が意識して滑ることを、細かく教えてくれました。
実際にその意識で滑ってみると、キレるキレる。
大会中って、シーズンの中でも一番集中しているとき。自分でも驚くくらい細かいところまで意識が行き届く。
滑っている感覚が今までと違い、忘れていた事を思い出させてくれるようなアドバイスだった。気持ちも乗れてきて、今思うと本当にメンタルの部分でも助けられたな〜。って。
本番もその意識をしっかりと持ち、いざスタート!!
自分では結構良く出来た感触。そしてジャッジの評価もなかなか。
ありがとう、まっちゃん。本当に気持ちが楽になれて、思いきって滑れたよ。感謝。
上がってきた気持ちのまま、次の種目へ。
ウェーブショートターン。これは正直トップ狙い!ショートターンは好き。
20mくらいフラットバーンがあり、その先に8個のウェーブ。間隔や深さが均等ではないので、ウェーブに合わせるのではなく、自分のペースを崩さずにリズムよく滑る事が勝負の鍵。
ウェーブに行くまでにスピードに乗せすぎると、吸収しきれないではじかれてしまう。かといってあまり遅いスピードだと当然ジャッジの評価は下がってしまう。
作戦は、ウェーブまでしっかりとスピードのコントロールをして、ウェーブの中でボードをどんどん走らせていき、加速させていく。
いつも通り両手を上げてスタート。
前半は作戦通り。後半ウェーブに入ってから「よしここから!」って思い、ボードを立ててカーヴィングで攻める。が、タイミングがほんの少し送れ、加速しはじめるのが予定よりもウェーブ一個分遅くなってしまった。「大丈夫、まだまだ行ける」自分に言い聞かせながらゴールを目指す。
作戦通りに進まなかったことで悔しさが残る。やはりそこは点数にもひびき、結局ウェーブショートは6位。
こうして一日目は終了。自分の中では合格点。
種目数が多いこのテク選では、少しのミスを引きずってしまうことが一番悪い事。これは経験豊富な選手は誰もが分かっている。この良い意味での割り切りが、総合順位を左右する…
◆二日目
種目:ミドルターン・ショートターン・フリーライディング
朝一、種目開始までフリーランをしながら、体を温める。
僕の場合、大会中が一番集中出来る。朝滑る数本のランで滑りがガラッっと変わる事が多い。初日のロングもそうだったように。
ミドルターンの練習をしているときに頭をよぎったのが、JOINT CREWのラマリン(平間和徳)が今シーズンテーマにしていた「アンダーオーバー」
詳しくはラマリンのレッスンででも♪
この意識を持った事で、ターン後半から次のターン前半がコントロールしやすくなった。完全に真似をしてた訳ではないけれど、その考えを取り入れた事で、急斜面が気持ちよく滑れるようになったのは確か!!
もちろんシーズン中からこの意識は持っていて、必要に応じて使ったりもしていた。でもいまいちしっくりくるターンが出来ず、普段はあまり実感出来なかったんですが、やっぱり集中していると凄い。
ミドルターンのスタートはそんなに早くなかったので、下から他の選手の滑りを見ていた。やっぱりみんな上手い。急斜面って、ミドルくらいの大きさのターンが気持ち良いんだろうね。
僕も気持ち良く滑ろうと、スタート地点へ移動。
本番でのターン数は覚えていないが、ラストから3〜4ターンのフロントサイドは今でも感覚を覚えているくらい、気持ちよかったなぁ。
結果はぼちぼちの手応え。そうするとやっぱりジャッジもそれなりに点数を出してくれます。とりあえずよかった。
さぁ、やってきましたショートターン!!
去年も一位を狙っていましたが、CREWのツッチー(土屋秀勝)にもっていかれ、今年こそリベンジ。ショート一位は絶対に取る!!そんな気持ちで移動。。。
ちょうど真ん中くらいのスタートだったので、はじめの選手の滑りは見る事が出来ました。
でも一番気にしていた赤堀の滑りは見る事が出来ず、リフトの上から点数だけ聞こえるところに。さすが、ショートでもいい点数をはじき出していた!
今度は自分の番!
やる事は決まっていて、気にしたのは。。。
・切り替えのときの体の持っていく方向。
・前膝を意識的に動かす。
・グリップするのではなく、ボードと一緒に落下していく。
この三つを頭に入れ、いざスタート。
今でもすべてのターンを覚えているくらい集中出来ていましたね。集中してイメージ通りに滑れると、かなり気持ちが良い!!そして点数は???
ゴールした後、「玲君トップじゃない?」と回りにいた友達が言ってくれました。全員が滑り終わらないと分からない事ですが、暫定トップは間違いなかったらしい。このまま他の選手に抜かれる事なくいければ………
フリーライディングは、スタート前にある程度構成を考えていて、急斜面に入るところでトリックを入れスピードの乗せたターンを魅せる。後半減速しないように、パンパンパンッっと高速グラトリでフィニッシュ!
イメージ通り滑れればもっと評価が高かったんだろうけど、やっちゃいました。急斜面入り口でのキャブ180でひっかかり、かなり情けない姿になりながらそのままターンへ。
やっぱり自分で失敗したと思ったところは、それなりの点数しか出ませんね…
大好きなフリーライディングでの失敗を引きずりながら、二日目は終了。。。
夜に暫定結果が発表され、なんと!ショートターンでトップを取る事が出来ました♪
良かった良かった。
二日目の総合は4位。
ラスト種目のエアーで、540をメイクすれば、2位までは挽回出来る計算。
よしよし。と、頭の中でイメトレに励み、その日は就寝。
天気予報で明日は荒れる模様。最終種目が中止になったらこのまま4位か。それはやだな。。。
◆三日目
種目:エアー
風が吹き雪が降る中、エアー種目は決行。
テストランを各自一本。そのあと、本番一本。
高いの集中力と、転ばない為の自信、安定感。これらが心に備わっている選手は、テストランのときから魅せてくれます。
360、540、720と、今までにない難易度でエアー合戦。
昨年のジャッジは、踏切と着地に重点を置いていたようでしたが、今大会は、トリックの難易度もしっかりと見られ、180くらいだとかなり大きく飛ばないと評価が良くない。エアー好きな人には嬉しい事。差がしっかりと出るしね。
気にしていたのはアプローチのスピード。
540を回せるだけのスピードで突っ込んで、あとは着地を見て合わせる。はじめからグラブはしないと考えていたので、本番でも緊張する事なくゆったり飛べました。
前にある雑誌で読んだ事のある「540攻略」の記事。
内容はあんまり覚えてないんですが、「540回せるだけのスピードをつけろ」みたいなことが書いてあって。
それまでは、抜け方や空中での目線の動き方なんかを気にして飛んでいました。
スピードか…これも重要そうだな。
シーズン中からそう考えて飛んでいたので、小さいキッカーでも、スピードと抜けで540くらいは十分に回せるんだ。って自分に言い聞かせて、大きく飛ぶ事をイメージしていました。
大きな失敗もなくメイクする事が出来、とりあえず自分の種目はすべて終了。
あとは赤堀のジャンプを待って、順番が決まるかな…ってところ。
ここで本心。
いつも通りのジャンプをすれば赤堀が転ぶ事はない。点差を考えると、大きく転んでやっとまくれるかどうか…
転べ=10%(もちろんこの気持ちはありました)
赤堀なら大丈夫=90%(でもこっちの方が心地いい)
このくらいの気持ちで見ていました。
選手として上を目指すなら、転べ=100%になるのかな!?とも思いますが…
シーズン中一緒に滑ったり、練習したり、馬鹿やったり。
大会の成績なんかより、赤堀に勝って欲しかった。なんでだろ?
点差を見て諦めた訳じゃなくて、赤堀が優勝した方が大会が盛り上がる。
そしてその「優勝」という実績をフルに活用して、ライダーとしてのレベルが高くなる。そう思うと自分の事より嬉しくなってきて!!
そして優勝は赤堀、僕は準優勝。
理想としていた結果の、第二希望になりました。
もちろん第一希望は、僕が優勝、赤堀準優勝でしたけれども…
大会は終わりましたが、僕らの活動はどんどん進んで行きます。
あくまでも大会は大会。自分のスキルを他の人と照らし合わせて、何が足りないのか?何が必要ないのか?を考える期間。
それをふまえて、大会に合わせた練習をする訳じゃなく、スノーボーダーとしての活動の参考にする。…参考です。
また来年この場所に帰ってきます。
そのときはまた、JOINTのみんなで楽しく過ごせたらと思います。